平成28年度 3学期 始業式
1月10日、平成28年度第3学期の始業式が執り行われました。
校長先生からは、3学期は1・2学期に比べて短いが、これまでに足りなかった部分を補ってほしいとのお話しがありました。
また、3年生には受験が間近にせまっていることにふれ、「人生は積み木のようなもので、今は積み上げている最中だ。受験に失敗すると崩れてしまいそうで怖いけれど、その怖さはみんな同じだから前向きに努力しよう」という、雑誌に載っていた中学生の言葉を紹介されました。また、メジャーリーグのイチロー選手や、イタリアのクラブチームで活躍する長友選手などの例を取り上げて話をされました。いずれの選手も、一様に「自分は天才ではない」と言います。試合の前にはプレッシャーに押しつぶされそうになったり、海外の選手との体格差に圧倒されたりすることもあるそうです。しかし、その不安やハンデを乗り越えるためには、「誰よりも努力した」という事実と、自信が必要であり、毎日の積み重ねがその自信を支えているのです。生まれつき才能のある人は多くはありませんが、努力する才能はみんなに平等に与えられている。それを使うか使わないかがその人の生き方を決めるのだ、という話しでした。
その後、3年4組の大城温美さんによる、生徒意見発表がありました。テーマは、「明るい学校生活のために」で、いじめについての意見発表でした。いじめをなくすことは簡単ではないが、そのために、保護者や先生には、子どもたちのささいなことに気を配ってほしいこと、いじめは恥ずべき行為であることをしっかりと教えてほしいこと、そして、自分たちは、それを理解するとともに、自分の長所を認めていくことが大事だと述べました。明るい学校をつくることは、ひいては明るい社会をつくることにつながる、という最後の言葉が印象的でした。
保護者のみなさまをはじめ地域の方々におかれましては、本年もよろしくお願いいたします。