2学年 戦争と平和についてのおはなし会

10月13日(金)5時間目、戦争と平和についてのおはなし会が行われました。
戦争に関する本の朗読を聞いたり、ビデオを視聴したりしました。戦争により命を絶たれた象の最期を描いた絵本「かわいそうなぞう」の朗読では、自分勝手な人間と戦争の愚かさや物語の悲しい結末に、生徒たちは怒りや悲しみを表情にうかべて聞いていました。
生徒の感想文には「戦争は人間だけでなく、罪のない動物にまで被害を与えてしまうとても残酷なことだと感じました」「僕たちにできることは、戦争の怖さや原爆の被害を次の世代の人達に伝え、戦争をさせないことだと思いました」等の記述がありました。

原爆ドームは、人類にとって忘れてはいけない記憶を宿す特別な場所。1996年には、世界平和と核兵器の廃絶を願って世界遺産に登録されています。来年度の修学旅行は、戦争の爪痕をその目で確かめるよい機会です。

ウクライナとロシアの軍事紛争は先が見えない状況にあり、世界では今この瞬間にも傷ついている人がいます。自然災害は防ぎようがありませんが、戦争は人の手によって始まり、そして止めることもできます。私たちにできることは、世界で唯一の戦争被爆国に暮らす一人として、戦争の愚かさや悲惨さを世界中に発信し、次の世代に伝えること。平和の実現への第一歩だと信じ、今できることを精一杯実行したいものです。