令和2年度 修了式
3月24日(水)、令和2年度の修了式が執り行われました。
2年生の長田千佳さんの意見発表では、以下のような話がありました。
「私は、卒業式で在校生が歌う『勝利の行進』の伴奏者に選ばれました。曲の難しさや経験不足から不安を感じていましたが、いざ練習が始まるとその不安は吹き飛びました。指揮者やパートリーダーが中心となって、練習をスムーズに進めてもらったおかげで、とても弾きやすく感じました。合唱をより良くしようとするリーダーの姿がとても印象的でした。本番の指揮者と全員の歌の一体感は私の予想を超えていました。一年生が入った瞬間の迫力や最後の余韻、マスクをつけた状態でも一生懸命歌っていることが伝わってきて、鳥肌が立ちました。それまでで一番の合唱だったと思います。今年は録画したものを放送するというこれまでにない形でしたが、このやり方だったからこそ学べたことや感じたことがたくさんありました。合唱を三年生に届けることができたこと、この歌で伴奏をさせていただけたことが私にとって幸せでした。私は四月から最上級生になります。すべての行事が最後になるので、今回学んだことを忘れず、一つ一つを大切にしていきたいです。」
学校長の式辞では、以下のような話がありました。
「昨年は修了式を実施することはできませんでしたが、このように1年間を皆さんと振り返る機会をもてたことを喜びたいと思います。今年は特別な1年で、皆さんには様々な制限や我慢をお願いしてきました。その中でも、一人一人が、学校・学級を良くしよう、自分を高めようと取り組んでいる姿が多く見られたことは、たいへんうれしいことです。特に、3年生を送る会の準備や当日のパフォーマンス、卒業式の環境整備や作業等の場面で、3年生への感謝の気持ちとともに、学年が一つ上がる気持ちの準備がしっかりできていると、実感しています。
西部中学校の目標でもある『自ら考え実践する』姿とはどんなことか、カードゲームに例えて考えてみましょう。小さい頃は、保護者の方や先生がカードを作り、配ってくれていました。そのカードには、『夜9時に寝る』『帰ってきたら宿題をする』『挨拶をする』等が書いてあり、それにしたがって行動してきました。しかし、成長するにしたがって、カードを自分で選んだり、新しいカードを自分で作ったりすることが多くなってきたのではないでしょうか。これには大切な条件が二つあると思います。一つは、自分はどうなりたいのか、「なりたい自分」を考えること。もう一つは、その行動が、他人や自分を大切にしているかどうかを考えること。これらが自ら考え実践することだと思います。
4月6日の始業式には、一人一人が、新年度の学校生活に意欲をもって元気に登校してくれることを楽しみにしています。そして、1年後や2年後に『西中生で良かった』と実感できるようになってほしいと願っています。1年間ご苦労様でした。」