平成29年度 修了式
3月23日(金)、平成29年度の修了式が執り行われました。
生徒の意見発表では、2年生の神保向我くんが今年度の学校生活を振り返りました。
神保くんは、この一年間を通じて様々な場面でリーダーとして活動に取り組む場面が多かったそうです。特に、3年生を送る会ではパネルを用いて文字を作るグループと、合唱隊のリーダーを務めました。たくさんの生徒をまとめることにとても苦労したということでしたが、きれいに文字をそろえたり、一人ひとりの気持ちを引き出して合唱を成功させたりしたときには、大きな達成感を得ることができたそうです。このことを通じて、神保くんは、「集団の構成員が多ければ多いほど大きな力が発揮できる」ということを学んだそうです。
また、神保くんは男子バスケットボール部の部長としても活躍しています。上手に部員をまとめることができない自分を不甲斐ないと感じることも多いようで、卒業していった先輩方はこのような場面でどのように対応していただろうか、ということを考えながら、4月からは最上級生であるということを強く意識しているということでした。
神保くんが言うように、2年生は最上級生としての自覚をもち、また、1年生は先輩として新入生の手本となれる姿を目指して、4月、また元気な姿で会えることを楽しみにしています。
修了式での校長先生による式辞
本日をもって平成29年度が修了します。ただ今、各学年の代表者に修了証を渡しました。1年生168名、2年生197名全員の進級を認めます。
さて、先日は厳粛な雰囲気の中で立派な卒業式を行うことができました。1、2年生の皆さんの歌や態度はたいへんすばらしかったです。卒業生は気持ちよく、晴れやかな気持ちで卒業していったことと思います。
また、卒業生を送る会においても、それぞれの学年がしっかりとまとまり、創意を凝らした出し物を通して、卒業生への感謝の気持ちが表現できていました。3学期も、皆さんは本当によく頑張ってくれました。
4月から1年生は2年生に、2年生は3年生に、それぞれ進級するわけですが、自分や仲間をさらに高めていくために、今の学年での一年間を振り返ってみましょう。それでは、軽く目を閉じて、自分や仲間の一年を振り返ってみてください。
まず最初に、どんなことが浮かんできたでしょうか?
うまくできたことや、嬉しかったことが浮かんできた人?
うまくいかなかったことや、悔しかったことが浮かんできた人?自分や仲間を高めていくためには、「できたこと」や「うまくいったこと」と、「できなかったこと」や「うまくいかなかったこと」の両面から振り返ることがもちろん必要です。ただ、どちらが自分や仲間を高めるために行動し、それを継続していくためのエネルギーになるかというと、「できたこと」「うまくいったこと」により注目していく方が効果的であると言われています。なぜなら、それが自分への勇気づけのメッセージとなり、行動に移しやすくなるからです。できていることに注目し、それを自らの自信として、意欲的・継続的にチャレンジしていく中で、うまくできていないことを克服していくことができるのです。
この修了式を機に、学年の総まとめとして、自分や仲間の成長をしっかりと振り返り、次の学年へのやる気のエネルギーをたっぷりと充電してください。そして、4月からの新しい学年で、自分や仲間を高めるために、「どんな自分になりたいのか」、そして、そのために「何を目標にして」、「どう行動するのか」、 そのことを具体的に考えてください。
それを仲間と一緒に励まし合いながら実践していくことが、明るく、楽しい、充実した学校生活を送ることにつながると思います。皆さんが、4月5日の始業式に、意欲に満ちた明るい表情で登校することを楽しみにしています。